
「当たり前」のありがたさ
イメージしてみてください。
あなたが今、感じている感覚や感情、そして思考
それら全てがあなたのものではなかったとしたら?
今リアルに感じている、
その疑いようのない感覚や感情が、
実は自分のものではない…
それがエンパスです。
最もリアルに強く感じるのは自分以外の人の感情。
そして自分の感情は全くわからないという…
ちなみにエンパスとは、
HSPの一種と言われているもので、ここ数年
やっと心理学の業界でも研究が始まったばかり。
エンパスと言っても様々な種類があるので
私と他の方では表現が異なるかもしれませんが
「異常に共感力が高い」ところは共通していると思います。
私の場合、人の感情だけでなく土地・電波・別次元など
ありとあらゆるエネルギーに共鳴してしまう状態だったため、
生きているだけで精一杯でした。
エンパスはまだまだ対処法くらいしか
言われていないのですが、
それじゃ解決策が出るまでに
私の命は持たないわということで、
18年に渡り実験検証を重ね、
見事クリアできたのです。
別に悲劇のヒロインになりたいわけでもなく、
私、大変だったのよと苦労話を言いたいわけでもないんです。
今、誰でもない、私の感覚や感情を感じることができる。
その幸せったら…
突然誰かの強烈な怒りに共鳴してしまい、
周りの物を全部壊してしまうということもない。
ものすごく穏やか。なんて素晴らしいのでしょう…
電車も乗れるようになりました。
それはもうアトラクション!楽しい!
ホッとできることの心地よさったら!
気を抜くと、誰かに共鳴してしまい
人格が変わってしまうことが日常だった少し前のことを思うと…
もう、夢のようなのです。
日常の小さなことがいちいちありがたい。
もしかすると、この有り難みを経験するために
私はエンパスという体質を選んで
生まれてきたのかもしれません。
今この瞬間を「私として」心から満喫して生きよう
日常の小さな幸せに感謝して生きよう
良いこともそうでないことも
「自分」としてどんな感覚感情も堪能しよう。
特別素敵な出来事があってもなくても「自分」であること、
つまり「本来の自分」であることが土台にあれば
生きてるだけで素晴らしい。
しみじみ思うのです。
人には「痛みを忘れる」という
素晴らしい機能が備わっているため、
いつか私が私であるということが
「当たり前」になってしまうかもしれません。
だから今日は忘れないように書いておこうと思いました。
当たり前を大切に。
Michiyo.